うちの薪は自宅用、販売用共に2年乾燥をしています。
これはクレーム対策でもありますし、乾燥が不十分な物を提供して煙道火災を起こしたなどというリスクを軽減するためです。
実際のところ、1年乾燥でも割る細さによってと、風当たり、陽当たりによって十分に乾燥はします。
当初、クッソ太い薪だったのが、一昨年くらいから薪を細くしています(理由1)ので、うちも1年乾燥でも十分なのではと少し考えるようになっています。勿論自宅で焚く前、出荷前には含水計で含水率を計りますけどね。
(理由1)太すぎてお客様宅の奥様が薪を取扱いにくい、お年寄りのユーザーさんに重くてやさしくない。
ただ、身内にこんなことがありました。
僕がご提供した柿の木で、煙突が詰まったワンダーデバイスの友達がいました。
1年乾燥でした。
太さ、皮付き皮なしかわかりませんが、煙突が詰まって、ワンダーデバイスって、我が家もそうですが窓が小さく風通しが良いとはいえないので、その室内が煙だらけになってしまうことを考えると、
やっぱり1年乾燥よりも2年乾燥でいいのではないか
と考えるようになりました。
販売した薪で煙突が詰まったなんてことはもう5年やってますが起きていません。僕が知らないだけな場合もあるけど、含水率は計っているので大丈夫と思います。
細かく割ったハンパ薪は自宅用で1年で焚いていますが、これは自己責任でやっています。販売用で1年乾燥のハンパ薪は提供していません。
ただ1年乾燥でもシューシューいうこともない(もちろんハンパ薪なので割っている面がおおく、乾燥しやすい)ので、毎年消費しています。
だらだらと書きましたが、
長期乾燥は、粉薪になってしまうリスクもあります。
実際うちの薪はナラは特に粉薪になる場合が多い。皮をめくっていたり、カシだったりすると粉薪にはならないんですけどね。
このまえの
2年乾燥の35cm薪も、皮がベロベロになって剥がれて、粉もすごかった。
納品前に車に積む際に粉は落ちるし、皮もめくれるんだけど(トラック荷台に基本投げるので。)どうしようもないにしても、何か対策ができればと思います。
今年はそういった対策も含め、いろいろ調査もしてみようと思います。
当然、風当たり、薪の太さ、日射、晴天雨天の比率など、我が家固有のデータになってしまうと思いますが参考になるのではと思います。