薪ストーブ用の薪を早く乾燥させたい場合、皆さんはどうされますでしょうか。
1 日当りと風当たりが良いところに棚を置いて乾燥する
2 薪を細くする
3 放置する
4 祈る
5 パンツを脱ぐ
いろいろありますが、薪ストーブ屋さんからの意見は、
風当たり
が最も効果があると言われています。
祈ったりパンツを脱いでも
乾燥は早まりません。
今年の春に割った薪を、今年の冬に焚くっていう人、多いと思います。
特に棚を沢山設置できない方は、こういった自転車操業となるケースが多い傾向にあります。あまり早く焚いてしまうと、水分が薪の中に残っており、火力も上がらず、家を暖めません。
そもそも着火がやたら悪いと思います。
私としての工夫は、春に割った針葉樹を今年中に焚きたい、使いたいということで、以下の工夫をしています。
まあ 見てくれ
1 薪を細くする。
我がワンダーデバイスの薪ストーブは、バーモントキャスティングスのアンコールなのですが、大きな薪が入ります。最大55cmまで入ります。こういった大きな炉内のストーブは割と雑にやたら太い薪を作っても(その分乾燥期間が長い)十分なのですが、早く乾燥させたいということでしたら、中薪よりももう少し細めに割ってしまいます。手間は多くなりますが、その分乾燥が太い薪と比べ、表面積が増える分早くなります。
2 日当りが良く、風当たりが良いところに棚を作る
基本です。なのですが、場所的に棚を置く所が家の北側だったりする場合がありますので、そういった際は他の方法を組み合わせていただきたい。
3 通気を良くする
1で表面積を増やした分、通気を増やして乾燥を促すと効果は大きくなります。
たとえば
このような棚の状態より
このように、薪を横に入れると、前に倒れ込んこないのはご存知のとおりだと思いますが、この横に入れるのは、前に崩れるのを防ぐのではなく、
このように横に数本、通気を促すように横に薪置いていきます。また、沢山積み重ねる途中でこういった通気層をつくるのではなく、
このように
ミルフィーユのように少し載せては横の層を作るのを繰り返します。もちろん横の層を入れれば入れる程通気は多くなり、乾燥も進みますが、明らかに薪棚に入る容量が減りますのでそのへんバランスを考えて積んでいってください。
私の場合は
このようなかんじになりました。
だいたい15cmくらい積んだら横に入れというのを繰り返しました。ちなみに、ここまで高く積むと、確実に秋口(9月)くらいに倒れますので、ちょこちょこ見ては押してあげてください。
私の場合は、この針葉樹の面の後ろにクッソ太いナラがありまして、そいつに何本かひっかけて倒れないようにしています。この引っ掛け方についてはまた記事を書こうと思います。