自宅に薪ストーブを導入したいとお考えの方から相談を受けます。
簡単にいうと
実際どうなの?
っていうものです。
この
実際どうなの?
には、
1 薪ストーブのある生活はどうなのか?
2 大変なところは?
3 節約面は?
4 導入にかかるお金は?
5 ランニングコストは?
などが含まれます。
これに簡単にお答えしていますが。
1 薪ストーブのある生活はどうなのか
楽しいです。
視覚で楽しむ炎を取り入れた生活は、正直楽しい。
料理もできるし、エアコンやストーブ、ファンヒーターとは異なる独特な暖かさが良いです。
これは輻射熱といいまして、ストーブ自体から発せられる熱なんですが、太陽の暖かさと同じなのです。
2 大変なところは?
当然薪作りとメンテナンス。主に薪作り。
1シーズンに使う薪の量がだいたいわかると、1シーズン分の薪の量を毎年作り続けないといけない。我が家の場合は冬は薪ストーブ以外の暖房を使わないので、5立米ほど薪を使います。これは、購入していると1立米30000円の計算で15万ほどかかるということです。「買うと」ですが。
このほか、薪をつくるための道具、斧、チェーンソー、薪割り機、薪棚を買ったり作らないといけませんし、それのメンテナンスや技術の習得も必要になります。
なにげに
薪ストーブ導入で100万円くらいかかる
と言われますが、実際のところこういった目に見えない出費もあります。
メンテナンスにおいては、年1回の煙突掃除は必須といえます。これはよっぽどでなければ、自分でできます。新築の場合は煙突掃除しやすい作りにすることをオススメします。
煙突掃除は外注するとだいたい30000〜35000円くらいです。
ちなみに煙突の位置によって煙突掃除の料金が大きく変わる場合がありますので、煙突の出し方、位置はその後のランニングコストに大きく影響しますので、やっぱり導入時には掃除しやすい場所等を考慮してください。高所作業車を借りないとトップが掃除できないという環境にならないようにするべきです。
あとはストーブのロープの交換など、これは3〜5年くらいに1回交換となります。
このほか、鋳造タイプのストーブ(我が家のアンコールもそうです)は、5〜8年くらいで一度全部バラして、接続部分のロープの交換と、破損等をチェックしないといけません。
これが思ったより高くて、7万円くらいかかります。
こういった出費(全部自分でできないこともないんですが)、薪作りの時間の捻出が可能で、毎年それが続けられるモチベーションがあるかどうかというところが、正直いうと薪ストーブを導入できるかできないかのキモとなると思います。
つづく