うちの店舗は小型ですので、それでも半分を占めるスチールの商品の取扱商品をかなり絞っています。
本体に関しては
MS170 エントリーマシン
MS241 林業プロ用 小型
MS261 林業プロ用 中・大型
※261は基本一般販売でできる最大のサイズ
です。
261に関しては、これよりももっと排気量も大きく、バーの大きなものもあり、販売もできなくもないのですが、故障・メンテナンス費用が高かったり、部品が高かったり取り寄せるのに時間がかかったりといった問題で、価格的にも、261が一般販売のうちでもっとも大きいものとなっています。
261は数本販売していますし、私も事故をしてから241から261に持ち替えていますが、非常にパワフルで良いです。
目立てを完全に機械で管理しているのも原因のひとつでしょうけど、非常に調子がいいです。
これを使ってからは、大径木のナラやクヌギのような
堅くて太いものじゃないと満足できない体になってしまいそうです。
コホン
さて、
薪販売のお客様から
予算6万でお願いします
と言われまして、その予算だと・・・
っていうことでいろいろ悩みまして、
MS193 C-E
MS230
をご提案しようとしました。
っていうか、
クイックチェンテンショナーの使い勝手がどうしても疑問になってましてクイックチェンテンショナーの商品の取扱を避けていた部分がありましたが、
お客様の希望、排気量、スペックなどを考慮して、
MS250 C-E
を提案する事になりまして、
ベースを250にして、クイックチェンテンショナーを、サイドチェンテンショナーにして、ナットも交換し、カスタマイズをしようとしたのですが保証の対象から外れてしまうっていうことで、原因不明の故障時にスチールに本体を発送することが出来なくなる事や、カスタマイズ料金が、もう1台買えちゃうくらいになってしまうっていうことで、標準の
MS250 C-E 40cmバー
に決定しました。
それが届いたのですが、バーとチェーンをセットする際に、クイックチェンテンショナーの仕様を確認して、指導できるくらいになるまで、10分たらずでできたわけですが、案外簡単でした。
最初にバー自身にクイックチェンテンショナーの機構をくっつけるんですが、それほど難しいものでもなく、実際チェーンの張り替え、テンションの調整は凄く楽にできます。
ただきになるところはこのバーにつけた機構が歯車のようなもので、これに木屑とかがつくとまわりにくくなってしまわないかとか、なにげに掃除はまめにしなくちゃならないんじゃないかとか思っています。
どちらにしても、掃除とメンテはまめにしないといけませんけどね。
これが
こうなりました。
かぶったときの対応として、しばらく放置するっていう方法があるのですが、早く余剰のガソリンをとばすためにプラグを抜くっていう手法がありまして、その指導のためにプラグを抜くんですが、このマシンのエアフィルターが、外す時にパキッといってしまいそうなので注意が必要ですね、
あとプラグは170、241や261とかと比べ、引っこ抜いたり、挿したりのが難しいです。
その後は概ね良好。
エルゴスタートもいい感じです。
バイオクリーンのオイルと混合ガソリンはサービスで入れておきます。
試し切り用の直径10cmくらいの枝を準備しとかないとね。
うちの指導としては
1 エンジンの始動、停止
2 ブレーキ、解除
3 かぶったときの対処
4 目立て練習(シャープニングキットの使い方)
5 試し切り
6 混合オイルの作り方
7 ガソリン、オイルの入れ方
8 チェーンの着脱、テンションの張り方
このくらいでだいたい休憩入れて1時間ちょいです。
250はとてもロープが硬いらしく、エルゴ必須といわれています。
エルゴのエンジンは引いた後しばらくしても、ブルルンとまわったりする場合があるので、ちゃんと停止の位置でにレバーを上げてもらわないといけません。