針葉樹、特にヒノキにはダニや抗菌効果があります。
ヒノキチオールというヒノキ独特の成分のおかげです。
ヒバはヒノキの別名ともいわれますが、ヒバ油っていうのがありまして
これは犬のノミ・蚊・ダニの忌避や駆除剤として優れています。
ヒノキに関してはダニの忌避効果があるので、分解しにくいといわれています。
かの正倉院も、ヒノキでできています。
檜(ヒノキ)と杉(スギ)で守られてきた正倉院の宝物
http://www.kidukai.com/town/wood/cedar.html
さて
本題に入ります。
切り倒された針葉樹は、2月くらいになるとヒメカミキリが卵を産みつけにきます。
しばらくすると、その幼虫が幹と皮の間の部分を食べて育ちます。
その際にできるのが、きな粉のような粉です。
もちろんキクイムシも同様に、広葉樹の皮に穴をあけて食いますね。
針葉樹の薪を粉薪にしたくない場合は、皮をめくるのが一番の策です。
ですが冬場に切った玉の皮は、簡単には剥けません。
基本的に夏の水分が沢山ある木を切ると、皮がめくれやすいです。
では冬の木の皮がめくれるにはどうしたら・・・
私の場合、ある程度放置すると、幹は水分がなくなって収縮しますので
皮はおいてけぼりをくって、めくれやすくなります。
うまくいくときはペロンとめくれます。
ああいま、セクハラオヤジが女の子のお尻をさわったみたいな言い方したなとか
思いませんでしたか?
思いませんか。ならいいです。
さて
去年、造園屋さんからもらったスギの木を半年放置して
先日ようやく皮をむいたら、どえらい虫が皮と幹の間にいました。
細かい奴。(多分ダニ)
なので、皮を全部ズル剥けにしまして、虫の居場所を消し去りました。
もう1週間は経ってるし、今日から雨も降るので雨がやんだら割ろうと思います。
こういった虫は冬場は死滅するか、身動きできなくなるのでまだ安心できますが
夏場は注意してもらいたいと思います。
マダニとかかないませんからね
【特集】夏の時期は要注意!マダニの生息地や生息場所の特徴
http://xn--hetx31d92d98ae7q.jp/madani-seisokuti-873
皮付きのまま木を夏場に「家に持ち込む」ことはありえないと思いますが、
それをやると、皮の中にいるダニとかが家に入ってそこから夏場は
湿度と温度と、ダニが繁殖する環境が整いますので健康被害が起こる可能性が
否定できません。
まあ、皮付きの玉を家の中のさらにカーペットの上に置くことは無いと思いますが。