針葉樹を薪ストーブで焚いていけないとか正直どこからそんな間違った常識が刷り込まれているのか。
実際、針葉樹にはヤニ、タールが広葉樹と比べ含まれているので、煙突は汚れやすいですが、ちゃんと乾燥されていれば燃料になりますし、汚れやすいといわれる煙突も毎年掃除をしていれば問題ありません。
要は、十分な乾燥と、毎年の煙突掃除
これは基本中の基本です。
長野県では、カラマツをメインで焚きますし、フィンランドなどの北欧では、そもそも広葉樹が少ないのです。
針葉樹薪を焚くことのメリットとデメリットを考えると、薪としては広葉樹に軍配があがるのかもしれませんが、ただ岐阜っていう立地でいうと、針葉樹は極めて手に入りやすい燃料となります。
実際のところ、私はこの2週間ばかり、針葉樹しか焚いていません。
2年乾燥の、針葉樹です。
針葉樹を2週間焚いた乾燥は以下のとおりです。
1 消費量が多い
2 燃え尽きるのが非常に早い
3 灰が極めて少ない
ですね。
家の性能が良いスキャンサームのユーザーとかは、鋳鉄のストーブのようにトロトロと燃料を焚かないので、むしろ針葉樹でいいと思う。
さて、1の消費量ですが、この時期まだ昼間は暖かいので夜の5時くらいから12時くらい焚きますが、4〜5回ほど、上の写真くらいの量を焚きます。
1回だいたい1束くらいです。そのくらいの消費量。
つぎに、2ですが
燃え尽きるのが非常に早いので、広葉樹薪を入れた時の感覚で熾ができてそろそろ薪を追加するかとか考えていると、火をつけないといけなくなります。
そのくらい燃え尽きるのが早いし、熾になってからが短い。
なので、そこそこ赤い熾がある状態で、薪を追加することになります。
そして3ですが、
本当に少ない。
2週間、一度も灰を出していない。そして4週間たってもきっと、灰をかきださなくても良さそう。
そのくらい灰が少ない。柿とは大違いです。
とまあ、そんな針葉樹ですが、おそらく11月いっぱいはひたすら我が家は針葉樹薪で暖をとる生活を続けると思います。
あと最後にいいますと、日本のヤニが多い松はストーブには向きません。他の針葉樹と比べ脂が多いので火力が強すぎるのでストーブを傷める可能性がありますし、ヤニで煙突が通常より汚れます。松をメインで焚くのはやっぱりオススメしない。
ただ長野県のユーザーがメインで焚いているカラマツは針葉樹といえど、落葉(紅葉する)するのです。つまり、冬は広葉樹のように葉がないのです。他の松と比べ、ヤニの含有量は少ないのです。
コメント
煤はどうでしょうね?
これ去年の記事なので、今年の煙突掃除の結果なのですが、ほぼ例年と変わりませんでした。
結果として、消費は多くなるけど、針葉樹薪でも全然過ごせるという結果となりました。
ただ、しっかりと2年乾燥したものを使う、油分の多い松は除外ということは徹底する予定です。