薪ストーブユーザーの
お客様からの問い合わせで回答をしたのですが
せっかくなのでこちらでも書きます。
薪と虫は、密接な関係にあります。
外に乾燥保存しますので
1 薪の乾燥時、保存時にゴキブリが薪に付くことがあります
2 薪の乾燥時、保存時に冬場は特にカメムシやヤモリが冬眠等で
付くことがあります
3 乾燥時にヒラタキクイムシが虫が入ることにより、薪に穴があきます。
そもそも自然のものですからといったらもともこもないのですが
1.2に関しては、薪を備蓄保存した際に付くもので、持ち運びの際に
出会います。下手したら家に入れてしまう場合があります。
うちも2回くらいありました。
3に関しては、柿に限らず付き、とくに見た目が悪くなるので、
激しいもの、目立つものは、うちは販売薪として納品しておりません。
以上の観点から
薪は、
必要以上のものは家の中に入れない
できれば焚く直前まで室内に入れない
ということをルール化しているユーザーもいらっしゃいます。
私も2年経っていますがまだ新築ですので、キクイムシやゴキブリの
被害は避けたいのでそうしています。
外から家に入り、ストーブまで入れる導線をつくっておくといいですね。
参考
http://www.chilchinbito-hiroba.jp/column/stove/?p=582
とはいえ、上記はより対策をとっているというもので、
実際のところ、ストーブ横にストッカーを置いて、
3束以上そこに常に常備している方も多いですし
ストーブのお店なんて、ほぼ焚きっぱなしですので、
薪は常にストーブの近くにあると思います。
では虫がつかない薪って?
ということですが、
ナラ、アベマキ、カシのほうが確かに虫食いは少ないと感じます。
そもそも皮がついていると、虫は寄って来やすいので、
柿は長さをそろえて切って棚に並べることが多いですし、
逆に選木薪(ナラ、アベマキ、カシ等)は入荷する木材自体が
太いので皮のない薪もあり、虫食いが少ないのだと思われます。
そういわれると、雑木でも虫食いがすくないのは、
太い玉で入荷するサクラなどは確かに虫食いが少ないです。
柿の薪が虫食いが多いというのはこのブログでも
案内していますが、柿はどちらかというと幹というより枝を
切って割らずにそのまま乾燥させる機会が多いので虫食いが比較的多いです。
ただ虫食いは樹種にも個性があるようで、
体感的にですが、庭木は確かに乾燥時の虫食いが少ないと思います。
例えば、ツバキなんかは虫食いを感じた事がありませんね。
また、この虫食いを避けるにはどうしたらいいか
という対処法ですが、
雨ざらしにする
(「薪は土用まで雨ざらし」という言葉があります)
といわれるもので、議論されたりもしていますが、
情報発信している薪作りユーザーは比較的、雨ざらし派が多いです。
かくいう私もその一人です。
虫がつきにくくなるといわれます。
なるほど、そう考えると、柿は皮つきの状態なので、雨ざらしにしても
効果は薄いわけです。
ただ、柿は火力も火持ちもよく、
なにより岐阜にいると入手が楽なので、
なんだかんだオススメです。