妻の運転で外出をしようとしていたところ、運転をしていた妻が
ギャー!!!
と言うので、またなんかヒステリーでもおこしたのかと思ったら、すぐ家の横で自動車と自転車が交通事故をしていた瞬間だった。急いで車を戻して、気持ちはアスリートのごとく走ってかけつけた。自転車に乗っていた方は意識があったので、とりあえず安心。
自動車の方はパニックになってオタオタしていて何もできず、自転車のじいさんは吹っ飛んで田んぼに突っ込んでいて(人が飛んだところは初めて見た)、出血していた腕がみるみるうちにこぶとりじいさんのこぶのように膨らんでいった。当然ショック状態なのか不明だが、立ち上がることはできない。
すぐに110番に電話をして、時間、場所、状況を説明して、パトカーの手配をしてもらって、警察からは救急車を呼べないらしいので、119番にも電話をして、同じく時間、場所、状況を説明してすぐ来てもらうことにした。(警察から119番に電話しないのは、おそらく伝言ゲームになって正確な状況が伝えられないからなのではないか)
炎天下だったので、移動するべきだったけど日陰も近くになく、下手に動かさないほうがいいと思い、幸いつばのおおきい帽子をかぶっているので、そのままうごかないようにしてもらった。
自転車に乗っていたじいさんはどうやら家族に事故をしたことを隠したいらしく、
「なんでもない。もう帰る。」
というが
どう考えてもこの状況なんでもなくない
ですし、今はショック状態で痛くないところも、翌日になったら身動きがとれなくなったり、実際骨折したりしているかもしれない。下手したら急変するかもしれない。
とりあえず精密検査したほうがいい。
運転手の方には、すぐに保険会社に電話してと言っておいた。
皮肉にも、10年くらい前の事故でm信号無視をしてきた無免許の運転手が走って逃げた時の教訓が自分を的確に動かした。
ほどなくして警察が到着。そして救急車も来た。
とりあえず、救命士にかかえられ、ストレッチャーに乗り、救急車でじいさんは病院へいったので、自転車を薪置き場の横に置いて、警察に何か確認したいことがあればこちらへといって、名刺を渡しておいた。
じいさんも自転車に乗っていたときぼーっとしていたというが、この状況下では交差点で十分な安全確認をしなかった車が当然不利。(車側は、自転車が飛び出してきたっていうし、自転車としては、車が飛び出してきたと言うだろう)
正直いうと、運転をする自分たちとしては明日は我が身的に、交差点への侵入は、気を引き締めなくてはならないと思った。
にしても、じいさんが吹っ飛んだわりに話もできたし元気でよかった。ぐったりしていて意識や脈がなかったら、トラウマものだったかもしれない。