モチ吉、ふと思ったデザインの事2

デザイナーという職業は物作りをする職業ですが、
物作りをする職業全般にいえることが、

仕事が職人の自己満足になっているケース

これがあります。

あともう一つが、

お客さんの自己満足になるケース

これが最も多いです。

「え~これマジでやるの?」って思ってもお客さんに言えず、
お客さんの言う通りのものを作ってしまう。
正直いうと、お金の出所はお客様ですので、
従うのは当然という方もいらっしゃいます。私もそう思います。

ですが、お客さんがたとえば70万かけて、チラシを折込むとします。
制作料は15万だとします。

85万かけて、お客さんの自己満足をバラまいて効果あるのか?

そりゃ、人それぞれなので、効果は0じゃないと思いますが、
デザイナーのアナタだったら、「もっとこうすりゃいいのに・・・」
って思うところ、あったんじゃないでしょうか。

お金のためにお客さんの言う通りにした?

正直いって、チラシにしても、広告は賭けに近い要素をもっています。
当たる時と、当たらない時があります。

お客さんはデザインや広告には素人の場合があります。
数年以上やってきた企業の広報担当だったらそういったことは
そうそうありませんが「それは無いだろ」って思ったとき、

2案作ってあげましょう。
1案推し案を作って、もう1案はお客さんの言う通りのものを
作ります。

プレゼンテーションもちゃんとしましょう。
当然自分が推すからには、その根拠もちゃんとお客さんに伝えないといけません。
それでもお客さんが自分の案を選んだ場合、
(こういった場合、上司の趣味が入っている場合が多いですが)
あなたはやるだけのことはやりました。抵抗もしました。
お客さんの言う通り、作りましょう。
できれば推し案の良い要素をお客さんに説明し、
無理に推さず、少しでも良い要素を理解してもらい、
取り入れてもいいと思います。

私は前に勤めていたデザイン事務所はどちらかというと企画系でした。
ただ作るだけではなく、いくつか提案を追加します。
時にはお客さんの考えたものより効果的だと思ったものが浮かんだら、
お客さんの意見とは真逆のものを作ってでも提案をします。
なぜなら
「お客さんの満足のいくもの、言われたものを作る」のではなく
「お客さんが利益を得られるものを作る」これが広告(チラシ)の
本質だからです。

間違っても、自己満足をお客さんに押し付けてはいけません。
なぜなら、賭けといいましたが、デザイン処理に正解はないからです。
(ミスはこれとは別です)

エラソーなことを沢山かきましたが、自分はへっぽこだと思ってます。
ピチピチギャルのいる専門学校の非常勤講師は御連絡ください。

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